軽貨物で夜間配送をするメリット・デメリットとは?注意点も紹介
「夜間配送の仕事は、日中の配送と具体的に何が違うの?」
「夜間配送の案件を引き受けるメリットとデメリットを知りたい!」
本記事では、そんな方に向けて軽貨物で夜間配送を行う上で知っておきたいポイントをまとめています。
目次
夜間配送について
夜間配送はどんなものなのか、どういう場合に依頼を受けるのか、という点を解説します。
夜間配送とは
夜間配送とは、言葉通り「深夜に配達業務をすること」です。
基本的な業務内容は、日中に行う配達と変わりません。
しかし、時間帯の違いがあることで発生する夜間独自の特徴があります。
夜間配送の特徴を知り、自分に向いているかどうかをしっかり見極めることが重要です。
軽貨物の夜間配送が発生するケース
軽貨物で夜間配送するのは、緊急で引き受けることが多いです。
そのため、ほとんどが単発の案件ということになります。
ルート便や定期便と違って、慣れていない道を走るので、迷わないように気をつけましょう。
また、長距離の輸送が多いので、夜の運転がきついと感じる方は避けた方が良いでしょう。
夜間配送のメリット・デメリット
夜間配送の仕事をする上での、メリットとデメリットを紹介します。
仕事を検討する際に大事な基準となりますので、しっかり押さえておきましょう。
夜間配送の仕事をするメリット
報酬が高くなりやすい
夜間配送は、一般的に昼間よりも高い報酬をもらえることが魅力です。
労働基準法によると、22時から翌朝5時の間に労働した場合、基礎賃金の25%以上を割増することになっています。
ちなみに深夜手当はドライバーに限らず、基本的にどの職業でも適用されます。
さらに、夜間配送は長距離案件が多いので、その分の単価も高くなります。
日中にプライベートの時間を取れる
夜勤ドライバーは、多くの人が働いている日中に自由な時間を過ごせるのがメリットです。
夜間の仕事を終えた後の時間帯だと、空いているカフェやレストランでゆっくり食事を楽しめます。
また、郵便局や銀行に行く用事をスムーズに済ませられるのも魅力です。
交通渋滞に巻き込まれにくい
夜遅くなるほど道路を走る車の数が減るので、ストレスを感じることなく移動できます。
日中のように、思わぬ交通渋滞に巻き込まれて、予定時間に遅れることがないので安心です。
ただし、交通量が少ないからといって、スピードを出し過ぎないように注意しましょう。
夜間配送の仕事をするデメリット
生活リズムが狂いやすい
昼夜の行動が逆転するので、食事や睡眠の時間がどうしても不規則になってしまいます。
生活の乱れが原因で、体調不良になってしまうケースが多いです。
良質な休養をとる、バランスの良い食事を意識するなどして、健康管理を心掛けましょう。
どうしても夜勤が肉体的に負担を感じてしまうという方も、結構いると思います。
そのときは、無理をせず自分の体に合った働き方を探すことが大事です。
家族や友人と接する時間が取りにくい
ほとんどの人が日中に活動し、夜にゆっくりするため、予定を合わせにくくなります。
友人に会ったり、飲み会に参加したりすることが難しくなるでしょう。
また、一緒に暮らしている家族と触れ合う時間もなかなか取れなくなってしまいがちです。
夜間配送の注意点
夜間配送だからこそ、気をつけるべきこともあります。
仕事を引き受ける前に、しっかり念頭に置くことがポイントです。
交通事故に注意する
安全を第一とした運転を心掛けるのは、夜間も昼間も同じです。
しかし、夜間は照明による明るさだけを頼りに走るため、場所によっては人や物が見えにくいことがあります。
景色の流れも分かりにくいため、昼間と同じ速度でも遅いと感じてしまいがちです。
無意識にスピードを大きく上げて走ってしまうと、思わぬ大きな事故につながります。
そのため夜間配送では、日中よりも細心の注意を払った運転をしなくてはいけません。
速度メーターをこまめに見て、状況に応じてヘッドライトの切り替えを行うようにしましょう。
また、忘れてはいけない眠気対策には、やはりカフェインを摂取することがおすすめです。
眠気覚ましに効くガムやドリンクなど、コンビニで簡単に手に入ります。
お届け先のセキュリティー管理に気をつける
夜間配送は基本的に、配送先に従業員がいないケースが多いです。
そのためドライバーが、あらかじめ預かっている鍵で解錠や施錠を行う必要があります。
閉店時間のお店などに納品する際には、セキュリティーシステムの解除も忘れてはいけません。
入退室時に行うべき手順を忘れないように、しっかり注意しましょう。
まとめ
今回は、夜間配送のメリットや注意点について紹介しました。
現在、運送業務の需要はどんどん高まっています。
フリーランスのドライバーも多く、さまざまな働き方ができる時代です。
夜間配送は単価が高い反面、きつい仕事でもあります。
自分に合うかどうかをよく考えた上で、案件を選びましょう。